一気に寒さが厳しくなってきました。
みかんは気温の寒暖差が大きくなると、色づきがいっそう深くなります。
そして、完熟になり甘みもぐっと増してくるのですが、そうなると必ずといっていいほどやってくるのが「タヌキ」なんです。
2枚目の写真にあるように、きれいに皮を剥いて食べます。
ここ数年の食べっぷりは目を見張るものがあり、団体でみかん狩りをしているのかというほどです。
しかも、必ず熟した美味しいみかんをねらってやってきて、色が良くても熟していないみかんには見向きもしません。。
最初は「しょうがないやつだな」と思うだけでしたが、年々増える一方で、さすがに見逃せなくなってきました。
そこで、対策をするには、敵を知ることからと、タヌキについて調べてみました。
夜行性で、非常に臆病な性格。視覚はあまり良くなく、聴覚・嗅覚が優れているとのこと。
であれば、その優れている聴覚・嗅覚に訴えるしくみがいいだろうとのことで、タヌキが嫌う成分のものをおこうとも思いましたが、畑にそういったものを入れたくありません。
最終的にいたったのが聴覚に訴える方法で、夜間に「ラジオ」を流し続けることにしました。
夜行性で臆病であれば、ラジオの音を人間がいると思って近づかないのでればと考えたのです。
で、3枚目の写真がそうなんですが、夜露や雨を防ぐために、ポケットラジオを冷凍用のパックに詰めた簡単なものです。
夜に流しながら2日間様子を見てみると、どうやらラジオの周りには食べに来ていない様子。
このまま騙されてくれればいいのですけどね。