桃のお値段が高いのはなぜなのか?

桃日誌

暑さがだんだんと厳しくなってきました。

果実もかなり大きくなってきまして、今のところ順調にそだってくれている様子です。
長いあいだ雨が降らずに地面がカラカラに乾燥していたのですが、ここ数日で雨がふってくれてホッとしています。

現在はなりすぎた果実を落としていく「摘果作業」を行っています。

桃の「摘蕾・摘果」がどのような作業がといいますと、花が開花するのに使われるエネルギーを少なくし、一つの果実により多くの栄養分が流れるように、なりすぎた つぼみ・果実を落としていく作業です。

具体的にいいますと・・・

桃の木にはにはびっしりと花が咲きます。
例えば厳密には数えてはいませんが、1本の桃の樹に500 本の枝があって、1枝に30 個の花が付いているとすると、1本の樹には なんと15000 個の花が付きます。

これを「摘蕾」の作業で半分の7500 個のつぼみの段階で落とします。
そして果実は基本的には枝に1個にしますので、「摘果」で生育の良くない7000 個の果実を落として、500 個の果実をならせます。

ということは500個の果実をならせるために14500 個の蕾・果実を落とします。
そして当園では合計で何百本の桃の樹が植えられていますので、ざくっと「数百万個」の蕾・果実をすべて手作業で落としていく作業です。

そうやって一つにした果実も病気にやられたり、虫に食べられたり、台風によって落とされたりします。収穫後、人の目によって状態の悪いものはさらに選別します。

お客様に届けられるのは、いくつもの難関をくぐりぬけた超エリート桃(笑)になります。
桃の値段が高いのはこういった手間のかかる作業の多さ(摘果・受粉・剪定・施肥・防除・選別 etc )などが要因となっています。

桃農家がどのようなことを毎日しているのか、できるだけ具体的にお伝えできればなと考えています。

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