和歌山電鐵 貴志川線「沿線みかん」

SDGsへの取り組み

地元の鉄道会社「和歌山電鐵」さまとコラボして、当園のみかんを爪とぎ付きの「たま電車」オリジナルBOXでのお届けする【貴志川線 沿線みかん】の取り組みを行っております。
※ 爪とぎ付きは4kg箱のみ

「甘くて美味しい!」「箱がかわいい!」と、大変ご好評いただいている商品なんですが、この商品が生まれたのは色々なきっかけがありました。

コロナ渦が地元路線に直撃

よけそ農園の園地からは、地元のローカル線である「和歌山電鐵 貴志川線」が見えます。

三毛猫の駅長「たま駅長」や、「いちご電車」「チャギントン電車」「たまミュージアム号」といった、かわいいラッピング電車でも有名な路線です。

私が子供のころからお世話になっており、現在は娘が小学校に通うのに利用するなど、生活の一部としてたいへん愛着のある路線です。

通勤・通学など、地域の大切な交通手段として利用されているほか、インバウンド観光などにより多くのお客さんが乗車されていましたが、コロナが状況を一気に変えてしまいました。

売上をささえていた観光での乗員数、グッズ販売などが大きく落ち込んでしまい大幅な赤字経営に陥ってしまったのです。

この状況を知り、小さいころからお世話になっている貴志川線のために「よけそ農園」として何かできることはないのか、考えるようになりました。

猫の爪とぎ段ボール

ある日、仕事でたまっていた段ボールをリサイクルに出すために、地元の段ボールのリサイクル業を手掛けられている「はまだ株式会社(箱の販売は濱田紙販売株式会社)」のリサイクルステーションに段ボールを持ち込みました。

段ボールを車からおろしながら、壁に貼ってあったパンフレットをみると、以下のような商品がのっているのを見つけました。爪とぎ付きのみかん箱です。

「あ、これだ!!」

貴志川線は猫の駅長「たま駅長」で有名な路線です。また、このみかん箱を見てすぐに、これがラッピング電車のデザインだったら、めっちゃ可愛いんじゃないかと思いつきました。

地元の3社が協力

和歌山電鐵さんとは、運営されている「たまカフェ」に果物を納品していたりとお付き合いがありました。担当の方とも知り合いでちょうどお会いするタイミングがあり、お話をしてみると、とんとん拍子に話が進んでいきました。

また「はまだ株式会社」さんは、桃やみかんの段ボール箱で取引があり、営業の担当者さんにさっそく電話して、打ち合わせの場を設けました。

左から濱田紙販売の岡本さん、私、和歌山電鐵 営業企画課の竹添さん、刀禰さん

どのようなデザインされた段ボールでお届けすれば一緒に暮らしている猫ちゃんとも遊んでいただけるか、デザインの印刷はどのようにするか、どのように爪とぎをつければ活用していただけるか、コストとの兼ね合いを考えながら商品に落とし込んでいきました。

どのように商品を知っていただくか、写真コンテストを行えばSNSなどで盛り上がるのではないかなど、色々なアイデアを出し合っていき、この「沿線みかん」が出来上がりました。

たま大明神に奉納

実は初代の「たま駅長」はお亡くなりになっており、今は「ニタマ」「よんたま」と2代目、3代目の駅長が勤務しています。

初代「たま駅長」は功績から「たま大明神」として、たま神社に祭られています。今年は貴志川線の発展や沿線の農産物の豊作などを祈願して、沿線みかんが奉納されました。

このイベント以外にも「沿線みかん」は多くのメディアに取り上げていただき、あの思いつきから、ここまでの商品になったことは感慨深いものがあります。

大きな予算があるわけではなく、いち生産者のアイデアに色々な方の協力をいただくことができ、考えていた以上の商品が出来上がりました。

もちろんタイミングも良かったんだと思います。「良いと思ったことであれば、チャンスを逃さず、すぐに実行する」大切さを今回のことで学びました。

どうぞ 和歌山電鐵 貴志川線「沿線みかん」をよろしくお願いいたします!

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